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長期投資で塩漬けは厳禁?株式交換やTOBで大損する危険性

塩漬けは万能ではない

塩漬けとは

保有株が買値から値下がりしてしまったため、やむなく放置して様子見することを塩漬けといいます。

塩漬けをしてしまうと、そのぶんの資金が拘束されてしまっている状態になるため、あまり良くないとされています。また、塩漬けになってしまうような銘柄は下げトレンドになっている可能性が高いので、損失が拡大してしまう恐れもあります。そういった意味で、株式投資においては塩漬けよりも損切りが重要とされています。

しかし、塩漬け株を放っておけば勝手に値上がりしてきて、いつの間にか利益が乗っている状態になっているような相場もあります。例えば2012年末からのアベノミクス相場においては、少々の含み損は放っておけば、いつの間にか利益に変わっていました。強い上昇相場では、損切りが裏目に出ることもあるのです。

 

このように、塩漬けといっても一概に悪いとは言えません。買値がとんでもなく割高な位置でなければ、企業の業績しだいでいつでも株価が回復してくる可能性があるからです。その間、配当金や株主優待などのインカムゲインを得ることもできます。

 

 

 株式交換、TOBが弱点

株式交換

長期投資で気を付けなければいけないのは、株式交換による完全子会社化です。保有株が株式交換によって完全子会社化してしまうと上場廃止になり、強制的に親会社の株と交換することになってしまいます。

親会社の株式が手に入るので丸損するわけではありませんが、子会社側(持ち株)の成長性、配当金、株主優待などを目当てに長期投資していた場合は、肩すかしを食らうことになります。

親会社の株は不要ということともなれば、塩漬け株の損切りが確定したようなものです。

 

2016年8月にはセブン&アイHD(3382)がニッセンHD(8248)を株式交換で完全子会社化しました。交換比率はニッセン1株に対して、セブン&アイ0.015株となりました。その結果、ニッセンHDは上場来安値の水準で株式交換することになったのです。

 

 

TOB

TOB(株式公開買い付け)によって完全子会社化される場合も同様です。全株買い取りが決まれば必ず株を売らなければなりません。含み損を抱えている状態の塩漬け株は、損切りせざるを得なくなります。

市場価格、つまり現在の株価から多少のプレミアムがついたTOB価格になることもありますが、どちらにせよ売却は免れません。

 

 

安全に長期投資するためには

株主構成をチェック

株式交換やTOBのように、株式を強制的に買い取られて(交換されて)しまい、損失を確定させられてしまうような事態はできるだけ避けたいところです。そのためには、株主構成に注意しておく必要があります。

会社四季報を見れば、企業ごとに筆頭株主(大株主)を見ることができます。そこに上場親会社の名前があれば、株主交換やTOBの可能性がありますので、必ずチェックしておきましょう。

また、経営陣が株式を100%取得して非上場化する場合もあります。経営陣が株主構成の大半を占めている場合にも気をつけておきましょう。

 

損切りの重要性

企業の活動内容に不安を覚えたり、株価の値動きが思ったように推移しないときは、株を売却(損切り)することも大切になってきます。

損切りをすることによってそのぶん資金に余裕ができ、新たな投資を行うことができます。損を確定すること自体が悪いことではありませんので、失敗を上手に受け入れて次に活かしていけばより良い結果が得られるかもしれません。

 

 

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