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PERと株価の関係性

PERとは

PER(Price Earnings Ratio)とは株価収益率のことで、株価を一株当たりの純利益で割ることによって算出されます。PERは「ぴーいーあーる」と読むのが一般的です。

 

PER(株価収益率)= 株価 ÷ 一株当たり純利益(EPS)

 

PERを見ることによって、株価が一株当たり純利益の何倍まで買われているのかがわかります。PERが低ければ低いほど割安と判断することができ、PERが高ければ高いほど割高と判断することができます。

例:PER5倍(割安) <<  PER30倍(割高)

 

 

赤字企業の場合は役に立たない指標

PERは一株当たり純利益をもとに算出されるため、利益が出ていない赤字企業の場合は基本的にPERが計算されません。そのため、PERだけを用いて株式投資をしようとすると、売買銘柄が直近で利益を出している企業に限定されてしまうデメリットがあります。

黒字を続けていた企業でも、設備投資にお金をかけすぎたり、特別損失が出るなどして短期的に赤字が出てしまうこともあります。PERだけで銘柄選定をすると、そういった企業が対象外になっていまうため注意が必要です。

 

 

どの程度なら割安、割高と判断できるか

単にPER5倍、PER20倍と書いても、それが割安なのか割高なのかピンとこないのではないでしょうか。そんなときは、同業種の銘柄を参考にしてみましょう

企業の成長性や景気の動向などによってもPERは変わってくるため、何倍なら割安、何倍なら割高というのは一概には判断することができません。

参考までにこちらで日経平均採用銘柄の平均PERを見ることができます。

 

 

株価は未来を織り込みに行く

PERが50倍だからといって必ずしも割高だとは限りません。なぜなら、その企業が成長過程にあるかもしれないからです。

現時点でのPERが高くても、来期以降の利益が大幅に増加すればPERが下がり割安になっていることでしょう。そのため、成長株においては、株価が先行しPERが高くなる傾向があります。反対にPERが低くても、これから業績が落ち込みそうな企業は割安とは言えません。

購入する株を選ぶときは、PERだけで判断するのではなく、企業の業績をしっかりチェックしておくことが大切なのです。

 

 

時間差に注意

PERを算出するための『一株当たり純利益』は企業が業績予想の修正を発表するまでは変化しません。たとえ下方修正が濃厚であっても、企業が発表するまでは同じ数値で計算されるわけです。

賢明な市場参加者は下方修正が出る前に一株当たり純利益の低下を見越して、株を売ってくる可能性が高いです。そうすると表面上のPERはどんどん低下していき、見かけ上のPERは割安に見えてきます。それにつられて株を購入してしまうと、いざ下方修正が出たときにPERが一気に高くなり、痛い目をみることがあります。

PERが低いのに株価の下落が続く場合は、業績の修正がされそうではないかを慎重に判断するべきでしょう。

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