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日経平均採用銘柄入れ替え時における株価の値動き

2016/07/12

日経平均株価とは

日経平均株価とは、日本経済新聞社が選定した東証一部の225銘柄の修正平均株価のことであり、日本の代表的な株価指数となっています。日経225とも呼ばれることがあります。

日経平均採用銘柄は定期的に見直されています。原則として毎年一回、10月の第一営業日に銘柄の入れ替えが実施されます。ただし、入れ替えが行われない年もあります。そのほかにも、上場廃止などによる臨時見直しが実施されることがあります。

指数自体は単純な平均値ではないため、一部の銘柄に強く影響を受けています。2016年現在において、日経平均株価算出に対しての構成率上位5社はファーストリテイリング(9984)、ファナック(6954)、KDDI(9433)、ソフトバンク(9984)、京セラ(6971)という順になっています。この上位5社だけで日経平均構成率約20%という大きなウェートを占めています。このことから日経平均株価はかなり偏った指数であるということが伺えます。

日本株全体が売られている感じがするのに、日経平均株価が下がっていない場合は、日経平均構成率の高い銘柄で支えられているだけかもしれません。おかしいなと感じたら、寄与度の高い銘柄をチェックしてみましょう。

 

 

日経平均採用による株価の動き

基本は新規採用で上昇、除外で下落

基本的には日経平均株価に採用されると株価が上昇します。なぜかというと、日経225に採用されると新規で投資信託やファンドに組み入れられることがあるからです。投信やファンドの買い需要は個人投資家の買い注文などとは比較にならないほどの規模ですので、株価が上昇するというわけです。

実際には、日経225に組み入れられた日に値上がりするのではなく、日経225に採用された日に値上がりすることが多いです。また、事前から採用予想がされていることもありますので、思惑で値上がりしていくこともあります。その結果、組み換え日には天井をつけて値下がりに転じる、いわゆる『材料出尽くし』になる場合もありますので、気をつけなければなりません。

反対に、日経225から除外された銘柄は値下がりします。採用された銘柄とは反対の理由で売られていきます。除外されそうな銘柄を長期投資していた場合には、日経平均組み換え時期に一時的に手放すか、つなぎ売りをするなどしてリスク回避しておきたいですね。

 

インデックス買い、インデックス売り

インデックス買いとは、日経平均に新規採用されたり、東証一部に昇格した際に行われます。買い注文を出しているのはインデックスファンドです。日経平均やTOPIXなどの指数に連動するような運用を行っているファンドをインデックスファンドと呼びます。

基本的にインデックス買いは日経平均に組み入れられる前営業日の大引けに行われます。つまり日経平均に新規採用された銘柄は、9月の最終売買日の大引けに大きな買い注文が入るわけです。

大引けに買い注文が入るなら予め購入しておけば儲かりそうですよね。しかし、それは誰もが考えていることなので簡単にはいきません。逆に大引けにかけて値下がりする場合もあるので注意が必要です。どちらに動くにせよ、大引けにかけて普段にはないほど出来高が増加し、値動きも荒くなるので、少し離れたところに指値をしてラッキー約定を狙ってみても面白いかもしれません。

逆に日経225から除外された銘柄にはインデックス売りが入ります。こちらも簡単には値動きを読むことはできませんが、売り需要があることは覚えておきましょう。

 

 

臨時入れ替え時の補充銘柄

日経平均採用銘柄が上場廃止になったり、東証二部に変更になったりした場合は臨時で採用銘柄が入れ替えられます。そのときに補充される銘柄は原則として、除外される銘柄と同じセクターの中から市場流動性の高い銘柄が選ばれます。

そのような事案が起こった場合は、東証一部の同セクター内に思惑買いが入ったりしますので、採用されそうな銘柄を事前にチェックしリスト化しておくと良いでしょう。

ただし、日経平均採用銘柄の定期見直し(入れ替え)に近い時期に臨時入れ替えが予定されている場合にはその限りではありません。

 

なお、セクターは「技術」「金融」「消費」「素材」「資本財・その他」「運輸・公共」の6つに分類されています。

技術 医薬品、電気機器、自動車、精密機器、通信
金融 銀行、その他金融、証券、保険
消費 水産、食品、小売業、サービス
素材 鉱業、繊維、紙・パルプ、化学、石油、ゴム、窯業、鉄鋼、非鉄金属、商社
資本財・その他 建設、機械、造船、輸送用機器、その他製造、不動産
運輸・公共 鉄道・バス、陸運、海運、空運、倉庫、電力、ガス

 

 

参考として、2016年7月12日にはシャープ(技術)が東証二部降格のため除外、代わりにヤマハ発動機(技術)の採用が決定しました。

四季報ではヤマハ発動機の業種は輸送用機器になっていますが、日経500種平均や日経JAPAN1000での業種は自動車となっており、これは技術セクターに当たります。企業の業種を正確に知るためには、四季報に頼るのではなく日経500種平均などを見たほうが良さそうです。

日経平均プロフィルのサイトから確認することができます。
その他指数→日経500種平均→銘柄一覧

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