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売買手法

日経平均株価とNYダウの連動を利用したサヤ取り手法

日経とダウは連動している

ダウとはダウ工業株平均のことでアメリカの主要企業30銘柄から構成されています。NYダウと略されることもあります。

基本的にNYダウと日経平均株価は連動しています。ダウが上昇すれば、明けて翌営業日の日経は上昇したところから始まります。個別株はギャップアップ(窓を開けて上昇)して始まるということです。反対にダウが下落すれば、日経はギャップダウンしてスタートします。

このようにダウと日経は連動していることがわかります。

 

 

世界の株価は連動している

日経とダウは連動していましたが、世界の株価もほとんど連動しています。世界経済は繋がっているというわけです。もちろん、その国の経済事情や経済発展などによって差が出てきますが、概ね同じような値動きをしています。

2008年に起こったリーマンショックはまだ記憶に新しいと思います。あの時は世界的な不況になってしまいました。当然、世界経済の流れに逆らって好景気になっていた国などありませんでした。ある程度の差はあれど、世界の株価は連動しているということです。

 

 

連動を利用したサヤ取り

サヤ取りとは

サヤ取り(差也取り)とは、相関関係にある2つの銘柄を同時に売買することをいいます。サヤ取りはアービトラージ、裁定取引とも呼ぶことがあります。

普段は連動している株価、もしくは指数が異なる値動きをしたときにサヤ(株価の差)が生まれます。サヤが大きくなったときにポジションを作り、サヤが小さくなった時に決済することで利益を得る投資方法が鞘取りです。

 

ポジションを組む際には、割安になったほうを買い、割高になったほうを空売りし、2つのポジションを構築します。買いか、売りの片方しかしていないと、相場の動きに左右されてしまいます。

サヤ取りは、買いと売りの両方を持っていることが大切です。相場全体が上昇しても下落しても利益を出せるのがサヤ取りのメリットなのです。

 

 

日経とダウ

今回は日経とダウの2つを使ってサヤ取りをしていく手法を紹介します。

次の画像は日経平均株価とNYダウの過去15年のチャートです。青の線が日経平均株価で、紫の線がNYダウを表しています。

日経とNYダウの相対チャート

 

それぞれ2つの指数に大きなサヤができたところがエントリーポイントです。画像でいえば、青の線と紫の線が大きく離れたところがポジションを作るべきところとなります。

ポジションをクローズするポイントは、サヤが小さくなったところ、つまり2つの線が接近したところということになります。

 

チャートを見ればわかると思いますが、日経とダウを使ったサヤ取りは数年単位でかかることもあります。サヤ取りを始めてポジションを作れば、その間ポジションを動かすことができず、そのぶんの資金が拘束されてしまいます。途中で決済してしまってはサヤ取りになりませんので、必ず余裕資金で行うようにしましょう。

 

注意すべき点は、日本とアメリカの経済事情です。今後日本は労働人口が減少し、経済活動を含めた市場規模がどんどん縮小していく可能性があります。その際に、日本とアメリカのサヤが留まることなく広がっていく可能性もあります。こうなってしまうと利益を出すことができませんので、気をつけなければなりません。また、アメリカも多数の敵国を抱えており、何が起こるかわかりません。日経のダウのサヤ取りは、100%儲かる手法ではないということを理解しておく必要があります。

 

株式市場でのサヤ取り

株式市場の個別銘柄においても、相関関係がある2つの銘柄でサヤ取りをすることができます。

例えば日本の3大メガバンクである、みずほフィナンシャルグループ(8411)と三井住友フィナンシャルグループ(8316)の2銘柄は値動きがとても似ています。しかし全く同じ値動きをするわけではなく、サヤができる時も当然あります。サヤが大きくなれば、その時がエントリーポイントです。

片方の企業が業績不振に陥るなどして、サヤが大きくなり続ける場合も中にはありますので気をつけなければなりません。一つのサヤ取りに依存するのではなく、分散してサヤ取りをすることを心がけましょう。

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