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マイナス金利の導入、拡大で上がる株と下がる株

マイナス金利とは

2016年1月の日本銀行による金融政策決定会合で、日本で初めてとなるマイナス金利が導入されることが決まりました。

一般的に金利は預けている側に利子(利息)がつくものですが、マイナス金利は貸し出している側に利子がつきます。つまり預けている側が利子を払わなければならなくなります。

2016年に導入されたマイナス金利は、金融機関と日本銀行間におけるものだけとなっています。我々一般人が金融機関に預けている預貯金にマイナス金利が適応されたわけではありませんので、とりあえずは一安心です。ただ、マイナス金利導入以降、普通預金や定期預金の金利は大きく下がってきてしまいました。

参考リンク:5分で読めるマイナス金利

 

金融業への影響

金融機関が日本銀行に預けているお金の一部にマイナス金利が適用されました。今までは日銀に預けることで利子を受け取っていましたが、今後は逆に利子を払わなければならなくなります。そのため、日銀の代わりに新たな融資先を探さなければならなくなりました。

さらに、融資をして得られる利子も金利の低下によって減ってしまうため、収益の悪化は避けられません。

また、国債で資金の運用を積極的に行っている金融機関は、国債利回りの低下によって収益が減ってしまいます。

金利の低下によって経済活動はある程度活性化するものと思われますが、トータルで考えると金融機関にとってマイナス金利は悪影響であるといえます。

 

 

不動産業への影響

マイナス金利によって銀行などから融資を受けやすくなります。また、長期金利の下落に伴って住宅ローン金利も下がっていきますので、不動産購入需要は高まっていくでしょう。また、銀行にお金を預けていても利子がほとんどつかなくなったため、不動産投資を始める人も出てくるかもしれません。

このように、不動産価格の上昇と不動産市場の拡大が相まって不動産業界全体を潤していくと思われます。

 

 

上がる株、下がる株のまとめ

マイナス金利が追い風になって上がる業種は不動産です。反対に、逆風となり下がる業種は銀行となっています。また、預貯金から株式へ資金が移るとの思惑から証券株も買いが入ります。

金融政策決定会合でマイナス金利が導入されることがわかった直後は、銀行株が大きく売られ、不動産や証券株が大きく買われていました。ただ、そういった流れは長く続くわけではなく、ある程度日時が経過すれば株価は織り込んでしまうことを留意しておきましょう。

 

 

マイナス金利の拡大

今後、マイナス金利の範囲や金利幅が拡大されることは十分にありえることです。そうなれば、銀行株はさらに下落することになるでしょうし、不動産株はさらなる上昇が見込めそうです。

日銀の金融政策決定会合の前に不動産株を買っておくなどしておけば、株価上昇の恩恵を受けれるかもしれません。ただし、事前に株価が織り込んでしまっていて、材料出尽くしとなる可能性もありますので、売買をする際には直前の値動きをしっかりと見ておくことをお勧めします。

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