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空売りをする時は逆日歩に注意しよう

2016/03/10

空売りとは

空売りは信用取引における取引方法の一つ。株を持っていなくても、証券会社から借りてきて売ることができます。

通常、株取引というのは『買い→売り』という流れです。しかし、空売りの場合は『売り→買い』という取引の流れになります。株価が今より下がると思ったら空売りをして、値下がりしたあとに買い戻すことによって利益を得ることができます。詳しくは信用取引のページに書いてありますので、そちらをご覧ください。

 

逆日歩とは

これも信用取引のページに書いてありますが、ここでも記載しておきます。

逆日歩(ぎゃくひぶ)とは、空売り数量が多くなり株が不足した時に、株を貸してくれている人に支払う手数料のことです。逆日歩は品貸料(しながしりょう)とも呼ばれることがあります。

逆日歩の支払いが発生する条件

逆日歩は空売りしてできた売りポジションを翌日に持ち越した際に発生する可能性があります。デイトレード(日計り取引)では、逆日歩を支払うことはありません。

また、持ち越したら必ず逆日歩がつくわけではなく、貸すための株券が調達困難である場合に逆日歩がつく可能性が高くなります。ザラバの値動きや出来高を見て、空売りがたくさん入ってそうな時は逆日歩がつく可能性がでてきますので気をつけなければなりません。

逆日歩がつきやすいのは、株券が調達しづらい銘柄です。発行済み株式総数が少ない銘柄の売り玉を持ち越すのは相応のリスクを伴うということです。

 

支払う逆日歩の額

逆日歩がいくらつくかは翌営業日にならないとわかりません。10時半前後に日本証券金融(日証金)のサイト上で逆日歩情報が出ます。逆日歩は株価や売買単位ごとに最高料率が決められています。詳しくは日証金の最高料率早見表をご覧ください。

また、土日を挟むと3日分の逆日歩を支払わなければならないので注意が必要です。株券の受け渡し日は3営業日後となっていますので、火曜日に空売りした売り玉を持ち越すと3日分の逆日歩を支払わなければならない可能性が出てきます。株を始めたばかりの頃は受け渡し日の概念が複雑でよく理解できないかもしれませんが、火曜日に空売りすると3日分ということを覚えておけばよいでしょう。ちなみに、翌週月曜日が祝日になっていた場合は逆日歩4日分ということになります。

1日分であっても、最高料率がついた場合にはかなりの支払額になります。それが4日分にもなるととんでもない損失になりかねませんので、逆日歩のことを頭にいれておかないと危険です。

 

逆日歩10倍適用

極めて異常な貸株超過状態になっている銘柄や、その恐れがある銘柄などは逆日歩の最高料率に倍率を乗じたものが課せられる場合があります。その最高倍率は10倍です。

つまり最大で『最高料率×日数×10』ということになり、恐ろしい額の逆日歩を支払わなければならない可能性があります。

基本的には逆日歩10倍が適用されるのは、逆日歩10倍が公表された翌営業日からとなりますので、突然10倍の支払いを要求されることはありません。ただし、稀に前場終了後に逆日歩10倍の勧告が出て、当日分から10倍適用になる場合もありますので、日証金の動向をよくチェックしておくことが大事になっています。

 

逆日歩を支払いたくない場合

売りポジションを決済したくないけど、どうしても逆日歩を支払いたくない場合には、制度信用取引の買いポジションを同数もっていれば、逆日歩が発生した際に買いポジションの分は逆日歩を受け取れますので、売りポジションで支払う分と相殺することができます。この方法を使えば売りポジションを安全に持ったままでいられます。

このような方法(両建て)を使って売り禁対策をしているトレーダーは多いです。急激な値上がりをした後には、暴落が待っていることも多いですので、その時に売りポジションを残しておけば有利に取引をすることができます。

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