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証券会社選び

株式投資の上級者は複数の証券会社を利用している

なぜ1つにまとめないのか

利用する証券会社を一つにまとめたほうが管理がしやすいので、利用する証券会社は1社にしぼっていたほうが良いような気がします。しかし、証券会社によって良いところや使いづらいところなどの特徴があります。要所で使い分けることによってそれぞれのメリットを享受できるため、投資歴の長い人は複数社利用している傾向があるというデータが出てきています。

 

証券会社の破綻やシステム障害など、リスク回避の点からも複数の証券会社に資金を分散しておくことをオススメしています。

証券会社は自身の資産と投資家から預かった資産を別々に管理する『分別管理』をしているため、万が一破綻するようなことがあっても投資家の資産は守られています。しかし、証券会社が分別管理を怠っていた場合には日本投資家保護基金による1000万までの保証しかありません。そのため、資産を守るために万全を期しておきたい人は、資金の分散をしておくべきでしょう。

システム障害があった際にも、別の証券会社で売買することによってリスク回避ができます。システム障害でどうすることもできないポジションを閉じたいときには別の口座で反対売買しておけばいいわけです。特に、ザラバ中に売買している投資家は、複数口座を持って不測の事態に備えておくべきでしょう。

 

株式投資を始めたばかりのころは分散する必要はありませんが、投資経験を重ねて運用資金が増えてきたら、資金の分散を心がけましょう。

 

 

投資スタイル別の利用例

長期投資家

証券会社の破綻という万が一の事態に備えて、口座内残高が1000万を超えたら資金の分散を意識しておきましょう。基本は分別管理によって守られているので問題ありませんが、守られない可能性もゼロではありません。

また、口座を開設しているだけで証券会社のサービスやツールなどを利用できるので、大手証券会社で有益なサービスを利用しつつ、売買するのは手数料が安いネット証券会社にするといった方法も使えます。

 

短期投資家

デイトレーダーなどの短期投資家にとって重要なのは、取引手数料の安さと取引ツールの使いやすさです。取引手数料については証券口座を持っていなくても判断することができますが、取引ツールの使い勝手は実際にツールを利用してみないことには判断することができません。

色々と利用してみた結果として、売買するのは手数料が安いA証券、銘柄の値動きチェックなどの情報ツールはB証券、といった形で証券会社を使い分けているトレーダーが多いです。

 

 

複数の証券会社を利用した際のデメリット

異なる証券会社を何社か利用していた際にはデメリットも生まれてきます。それは損益通算したいときには確定申告が必要になるということです。源泉徴収ありの特定口座を使っていても、損益通算したければ確定申告をしなければなりません。

 

例えば、A社で200万円の利益、B社で100万円の損失が出ていたとします。このときに確定申告をして損益通算するか否かで税金の支払い額が変わってきます。

確定申告 税金額(20%計算) 年間利益
複数の証券会社で取引 した場合
(損益通算あり)
20万円 80万円
しない場合
(損益通算なし)
40万円 60万円
一つの証券会社で取引 しなくてよい 20万円 80万円

 

この例で考えると、確定申告をしないと年間20万円ぶん税金を無駄払いしていることになります。証券会社を分散せずに1社で売買していればこのようなことにはなりません。

確定申告をすれば税金を無駄払いすることはありませんが、確定申告をすることによって自営業や無職の人などは保険料の支払額増加や扶養から外れるなどのデメリットも発生してきます。

複数の証券会社を利用する時にはこのようなデメリットもありますので、メリットとどちらが大きいのかを判断して賢く利用するようにしましょう。

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