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株式投資全般

株式投資をするなら複利の力を最大限に利用しよう

単利と複利

投資をする上で知っておきたい大切なこととして、単利と複利があります。単利で運用していくのと、複利で運用していくのとでは運用益の金額が変わってきます。運用期間が長期になればなるほど、運用益の差が広がっていきますので、始めに単利と複利の違いについてしっかりと理解しておくことが大切になってきます。

簡単に説明すると、運用資金の元本を変えずに利益を得る方法を単利といい、投資で得た利益を元本に上乗せして再投資し、利益を得る方法を複利といいます。

 

 

例えば、初めの運用資金が100万円で、年間20%の利益を出していったとします。

単利の場合は毎年20万円の利益が出ます。1年目も、3年目も10年目も一緒です。常に20万円の利益です。

一方で複利の場合、1年目は単利と同じで20万円の利益です。変わってくるのは2年目からで、運用資金が120万になるので、それに対しての10%、つまり24万円が2年目の利益です。そして、3年目は運用資金が144万円になるので約29万円の利益が出ます。このように利益が利益を生み、雪だるま式に利益が膨らんでいくのが複利の良いところです。

 

 

単利と複利のシミュレーション

投資資金がどのように増えていくかを表にしてみます。

 

元本100万円、年利20%の場合

1年後 3年後 5年後 10年後 20年後 30年後 40年後
単利 120万円 160万円 200万円 300万円 500万円 700万円 900万円
複利 120万円 173万円 248万円 619万円 3,833万円 2億3,737万円 14億6,977万円

 

いかかでしょうか。単利では一定の額しか得られないのに対し、複利では10年を過ぎたあたりから利益が爆発的に増えていきます。単利で資産運用をするのが馬鹿らしいほどの違いです。

株式投資で利益を出すと、ついつい無駄遣いをしてしまいがちですが、それをグッと我慢して再投資に回すことによって将来的に大きな利益に変わる可能性があるというわけです。運用資金が少ないうちはできるだけ倹約をして資金を貯めていくことが、収益を増やす一番の近道です。投資元本が大きくなってしまえば、それに伴って収益も増えていきます。我慢を続けて元本が膨れ上がってくれば、思う存分無駄遣いしてもまだ余りあるほどの利益が出せるようになっていることでしょう。

 

 

株式投資における複利

株式投資で複利運用していくことは十分に可能です。上場企業や年金運用なども株式の運用を積極的に行っています。東証一部の主力銘柄を対象とした投資ならば、何億、何十億という額の運用も可能なので、個人投資家レベルの金額なら、問題なく運用することができるでしょう。ただし、東証2部や東証マザーズなどの時価総額が小さい企業を投資対象とする場合には、思うような流動性がないため運用額を抑えたり、分散投資しなければならない可能性もあります。

 

仮に東証一部だけで運用する場合でも、一点集中投資をせずに分散投資をするのが賢明です。

かつて高配当で安定した投資が可能と言われていた東京電力は、原発事故で株価が大暴落しました。もし、東京電力に一点集中投資をしていたら甚大な損失を被ってしまったはずです。どんな優良企業にでも万が一の事態が起こる可能性はありますので、資金を分散させておくことは投資をするに当たって非常に大事なことです。

 

 

複利の落とし穴

これまでは複利の良い面ばかりを見てきましたが、複利にも欠点があります。

それは、常に資産の大部分がリスクに晒されている点です。単利で運用する場合は、利益が再投資に回されないため、利益の分はリスク資産になりません。

しかし、複利で運用をしていく場合は利益も再投資されることとなり、すべてがリスク資産になってしまいます。そのため、投資に失敗した場合には大きく損をしてしまう可能性が出てきます。信用取引を使ってレバレッジを効かせて取引していたら運用資金のすべてを失ってしまう可能性もあります。一度のミスで何年も積み上げてきたものが無に帰してしまう可能性もあるということです。

 

複利運用をすることは、雪だるま式にお金を増やしていける反面、常に資金をリスクに晒し続けなければなりません。より一層、慎重な投資をしていく必要があります。

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